カーヴドッチ
一年ぶりに造ったオレンジワインのいっかく。2種のぶどうを原料に優しく体に染み入る味わいを目指して造りました。この年はケルナーとソーヴィニョンブラから造りました。品種ごとに仕込んだマセラシオン期間は約半年間。初期にわずかに酢酸のニュアンスをまとわせています。オレンジワインの面白さは浸漬期間によってワインの雰囲気が大きく変わることだと思っているのですが、今回のように半年ほど行うと元々の品種香がわずかに残りながら品種ごとのオレンジ特有の香りが出てきます。
出来上がったワインはケルナーのトロリとしたようなマスカット香とソーヴィニョンブランの生姜っぽいニュアンスが交じり合った爽やかかつ怪しげな雰囲気をまとっています。
味わいに澱のニュアンスが欲しかったので通常よりかなり多めに残してありますので、抜栓前に軽く振ってからの方がバランスよく楽しめます。
これはこれで美味しいですが、個人的には白ブドウだけでなくほんの少し赤ぶどうを入れた方がオレンジワインは美味しくなる気がします。相変わらず諸々の課題が残りますが2020年いっかくも自宅でスルスル1本開けてしますワインになりました。お楽しみください!!
ちなみに11月現在では抜栓直後は全く気になりませんが、1週間ほどでうっすら豆のニュアンスが出てきます。ゆっくり飲む場合はお気を付けください。
新潟 ケルナー ソーヴィニヨンブラン オレンジ
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