ドメーヌ・イネブリアティ / ネレイ2021
ブドウは手摘みで収穫され、直接圧搾した後に低温でマセラシオンし、ステンレスタンクで6ヶ月熟成されます。 ブドウは9月に収穫し、4月に瓶詰めしました。ユニ・ブランは一般的にコニャックなどに使われるブドウ品種で単一で使われることは非 常に稀だが、ビクトールの経験と勘から生まれたワイン。 少し濁っており、開けたてはプチプチとした食感が楽しめます。レモンのように爽やかな酸味があり、時間の経過と共に蜜のような甘みが 現れてきます。今年は隠し味としてムールヴェードルをほんの少し追加しています。
【ストーリー】
イネブリアティという名前はラテン語で「酔っ払い」を意味します。ドメーヌは家族の絆の物語でもあります。ビクトール・ボーは、2010年に父親であるドメーヌ・ボートレのクリス トフ・ボーから借りた2haの土地でワイン造りを始めました。父のクリストフが1994年からオーガニックおよびビオディナミを実践してきた影響もあり、ビクトールは 同じ道を歩み、 最初からオーガニックのブドウでワインを造っています。現在、ビクトールは畑を拡張し6haの広さに達するまでになりました。ブドウ畑はラングドックの北部、ピク・サン・ルーのアペ ラシオンにあり、コルコンヌとヴァキエールの間にありま す。ブドウの木は石灰岩の崖に囲まれた土地に植えられています。ブドウの木はかなり古いもので樹齢80年になるものもあ ります。テレ、クレレット、カリニャン、アラモンなどの古い品種だけでなく、シラーやグルナッシュの最近植樹したブドウもあります。
【農業】
テロワールは、ラングドック地方で「グラヴェット」という名前で知られており、褐色の土とジュラ紀の石 灰岩の小さな角張った石の混合です。周囲の崖がゆっくり浸食されたことに より形成されました。夏でも清々しさを保ち、排水性に優れているというメリットがあります。
【ワイン造り】
ブドウは手で収穫され、化学薬品を使用せずに醸造されます。年によって異なりますが、瓶詰めの際に、必要最低限の亜硫酸塩が追加されることがあります。 最高品質のワインを造るために自然でバランスの取れた土壌を形成し、環境を維持するというのが彼の目標だと言います。
フランス ラングドック 白 ユニ・ブラン 9 5 %、ムールヴェードル5 %