品種:シュナン・ブラン100% 植樹:1967年~2012年 位置:標高80m、南・南西向き 土壌:砂質 醸造:アンフォラで醗酵 アンフォラで11ヶ月の熟成 バリック熟成のものよりも味わいに芯があり、ミネラルに富み、粘性を帯びた力強いワインに仕上がる。 2013,14年VTはジョージア産のクヴェヴリ で熟成。 2015年以降はドイツ産のせっ器(陶磁器の 一種)を使用。
1989年の創業時からビオディナミを敢行。当主のマルク・アンジェリは、ニコラ・ジョリーらと共にビオディナミの最重要啓発グループ「ラ・ルネッサン ス・デ・アペラシオン」の中核メンバーとして、世界にビオディナミの力を伝道した使徒の一人である。コトー・デ・レイヨンとボヌゾー、計7haからスター トした畑は、現在10ha。その土は活き活きした精気にあふれ、畑に立つだけで心が落ち着くほどの生命感に包まれる。生産の中心はシュナン・ブランで、フ シャルドは1975年植樹、ブランドリは1949年植樹の古木。収穫量はロワールが豊作に沸いた2015年の、比較的若木を含むラ・リュンヌさえ23hl/haに抑制し た。そのワインは、無限の多層性あるエキス感と、まるで宙を舞うかのような軽やかさと端正さを併せ持つ。まさにヴァン・ナチュールの精髄であり、神聖さ すらたたえている。 2016年にはアルザスやジュラで責任者の立場でワイン造りに関わり、またマルクとはルネッサンス・デ・ザペラシオンでの活動を共に行う同志でもあるブ ルーノ・チョフィが加入。しかし2018年にマルクの息子のマルシャルがドメーヌへと戻ってきたことで、親子でのワイン造りへと移行した。現在、伝統と感性 の継承中である。
フランス ロワール 白 シュナンブラン
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