レ・ヴァン・ヴィヴァン / ベリーエー・ハッコウタイ
山形県産のマスカットベーリーAを購入して造った赤ワイン。開放型の木桶発酵(VAT)にて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。 (一部、除梗して密閉型のプラスチックタンク使用)。野生酵母で発酵が始まるのを待つ。1週間程で発酵が始まり、発酵開始後ピジャージュは行わず酵母を活性化させるため 軽めのルモンタージュ。(バケツで軽く上から液体をかける程度)1週間程軽めのルモンタージュを行い、それ以降はノンピジャージュ、ノンルモンタージュ。仕込み始めてから約3週間でプレス。空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、果汁のみの発酵に切り替える。数回の澱引き後、粗濾過をして瓶詰め。仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。
淡い色合いの赤ワイン。揮発酸はやや高めであるが、果実由来のしっかりとした酸味が アクセント。アセロラやザクロ、梅紫蘇を思わせる薄旨ワイン。 22年のベリーAもデラウェア同様納品数が少なく、品質のグレードが少し下がるもの を多めに購入しました。想像していた以上に色付きや糖度が難しいブドウだった為、今回は 少し淡い色の発光体に仕上げようと仕込み始めました。 見た目は淡い仕上がりになりましたが、糖度の低さが思った以上にワインの仕上がりに影響しました。 本来は22年の年末にヌーヴォーという形でリリースしたかったのですが、発酵終盤時点の 状態ではとてもリリース出来るものではなく、状態が変化するのを待つことを選びました。 リリース時期は全く未定でしたがここにきて劇的に変化した為、今回リリースしますが、 さらに置いて頂いても状態は変わると思います。 また、貯酒の段階で産膜酵母が出てしまったので、いつもは使わないのですが 今回は瓶詰め前に粗めのカートリッジフィルターで濾過をしました。 独特の酸味がありますので、ワイン単体で飲むというよりも、何か食事と合わせて お召し上がり頂くことをお勧めします。
日本・長野 赤 マスカットベリーA