メイガンマ/ビアンコ・クアルト
。ステンレスタンクにて発酵を行い、古いオーク樽にて半年間熟成しボトリングされます。
ヴェルメンティーノらしい青さを伴ったフルーティな果実味に、やはり海のミネラル感とハーブの心地よい香りがプラスされていて、タンニンは非常に柔らかく、マセレーションの強さや硬さは全く感じない、とてもバランスの取れた美味しさです。
メイガンマ:地中海に浮かぶ島サルディーニャの州都カリアリから東に20kmほど離れた場所にあるヴィッラシミーウサにあるカンティーナです。広大で透き通り青々とした海と、多種多様な果物やハーブが入り混じった森に囲まれた素晴らしい町です。2006年に両親が持っていた土地を譲り受け、妻バルバラと共に葡萄を植え始めたジュゼッペ。[一度しかない人生、自分達が本当にやりたいことをやってみよう]と始まった彼らの挑戦でした。彼らの畑は驚くべきことに、海岸から1km以内の位置にある為、ほぼ海抜は0m、そして砂浜から続く砂主体の土地です。こんなところで葡萄が育つのか、、、と思った時、ふとエトナの火山灰土壌を思い出しました。小さな雑草は非常に少なく、でもしっかりと根付いた葡萄樹やハーブ達は、その砂浜の地中深くにあるミネラルにより、しっかりと成熟を遂げているのです。そして海辺であれば、当然湿った風が畑を包み込みそうなものですが、その風もとても軽く、透き通って感じる程に爽やかだったのを覚えています。そんな環境に植えられた葡萄樹達は、さらに自然を共に生きる仲間である、何種類もの自生ハーブやお花たちに囲まれ、畑に生きる昆虫や微生物の助けを借り、多くの対話を繰り返している事が、この土地の個性の大切な要因であると感じます。この自然環境、サイクルを大切に守るために、農薬は化学肥料、殺虫剤などは一切使用せず、畑に散布するものは、極少量の銅と硫黄のみです。
イタリア・サルディーニャ 白 ヴェルメンティーノ