グザヴィエ・マルシェ エリクシール・ダムール 2015
完璧に完熟した状態の樹齢約40年のシュナン ブランを更に遅積みさせ、ダイレクトプレスさせたキュヴェ。5年間樽で熟成させており、残糖は70g、亜硫酸添加はゼロです。
キュヴェ名は「愛の霊薬」という意味。極端に遅積みさせ、アイスワイン的アプローチでブドウの水分が減少したブドウを使用して甘美な味わいを表現しています。
素晴らしい状態になるまで樽の中で5年間熟成を経てから瓶詰めされており、このキュヴェに対するグザヴィエの特別な感情を感じさせます。
甘口ワインというカテゴリーになりますが、明確な酸が背骨のように全体を支えている為、ベタっとした甘さではなく、ある種爽快な甘口ワインに仕上がっています。日本への割り当ても極少な特別なワインです。
フランス ロワール シュナンブラン 白 薄甘口
以下、インポーター資料より
ナチュラルワインを取り扱っていくと、年に数回自分の感性を刺激するワインと出会う事があります。グザヴィエ マルシェのワインは正に自身の感性を刺激してくれる特別なワイン。その液体に込められたエネルギーを落ち着かせるために、弊社倉庫で長年熟成を重ねておりました。今回のチェックでは、素晴らしい状態に変貌しており、到着直後の荒々しい液体とは別物になっていました。
その風貌とは真逆に、真摯に畑とワインに取り組んでいるグザヴィエ。
新たなステージへと進化した彼のワインを是非お試しください。
【ドメーヌ説明】
7年働いたシステム エンジニアという安定した職を投げ捨てて、ワインの世界に身を投じたグザヴィエ マルシェ。自然に向き合い、その向き合った分だけ結果として返ってくる仕事をしたいと、2010年にパリを離れ、ロワールでヴィニュロンとしてのキャリアをスタートさせました。親がワイン生産者というわけではない彼が、ワイン造りを新たにスタートさせるというのは容易な挑戦ではありません。グザヴィエ マルシェも例に漏れず、貧しい中での挑戦となりました。
オリヴィエ クザンのもとで修行を始めたグザヴィエは、彼の人柄に惹かれ、自然環境を尊重した伝統的な手法でワインを造ることを決意します。オリヴィエ クザンのワインは濃厚でエキス分の多いものではなく、軽やかで繊細かつエレガント。そうしたワインを造りたいと考えるようになったグザヴィエは、樹齢50年以上の古樹を5ha所有しており、特に粘土質土壌に植えられたシュナン ブランは極上のクオリティに仕上がります。
畑での作業にはトラクターではなく馬を使い、収穫は手作業とあくまで伝統的手法を採用しています。醸造においても同様で、はじめにプレス機でブドウを搾り、その後足でプレス。不純物のないクリアなジュースを造り出します。こうして得られたジュースは、カベルネ フランにおいてはクリーンでエレガント、シュナン ブランは刃のような鋭さを持った集中したエッセンスを持っています。