ル･ケア･レザン ／ メンヒル・２０２２
キュヴェ名のメンヒルはモノリス（一枚岩）の事で、ラベルにもそれが表されています。オーベール（Gard県）に位置する区画で、ハウテリヴィアンの石灰質土壌に植えられた樹齢50年のグルナッシュから造られます。 ビオディナミ栽培でデメテール認証を取得しています。 収穫後除梗され、20℃でコントロールされたタンクで5日間マセラシオン。土着酵母で発酵。卵型コンクリートタンクで熟成させた後、オークの古樽に移し8ヶ月間熟成してから瓶詰め。
飲んだ瞬間、塩梅を口に放り込んだような酸に驚く。 肉厚な梅をも連想させる感覚。 少しざらつきのあるタンニンと後からプルーンの様な果実感を感じられる。 黒系果実中心の味わいだけど重くはなく、軽やかさもある。 クリアなルビー色の外観。抜栓直後は少々還元していますが、スワリングで直ぐに飛ぶ程度。 プルーンやイチジクなど黒い果実の香り。 控えめな香りながらもほのかにモリーユ茸の香りも湧き上がります。 味わいは、酸のあるチャーミングな果実が主体的。肉厚な梅やフレッシュなベリーなど軽やかな果実が心地良い。 スルスルと喉を通り、古樹のグルナッシュと短いマセラシオンの醸しだすデリケートでエレガントな味わいが特徴です。 黒系果実が主体でありながら、重たくなく軽やかさもあり、アフターの極少々のタンニンや塩味を感じるミネラルが味わいを引き締める為、喉ごしだけのワインに終わらないワインの完成度と長い余韻が心地よい、満足度の高いワインです。
フランス･ラングドック 赤 グルナッシュ
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