メイガンマ ／ ロッソ・セコンド・２０２１
昨年の2020年は、赤がこのセコンドのみのリリースだった事という理由だけでは無く、開栓後の安定感と果実味の豊かさで、瞬く間に完売となりました。ステンレスタンクにて発酵、マセレーションを10日間行います。タンクの移し替 の際に大まかな澱を取り除き、古い大樽で半年間寝かせます。2019年はやはり豆に 悩まされたこのセコンド。しかし2020年は全くその要素が出ず、安心の酒質となって日本にやってきてくれました。
今回の2021年も今のところ、開栓１週間経過しても豆 のニュアンスは一切ありません。全体を構成するのはやはりハーブと薬草、畑の香 り。旨味の出方が繊細でアルコールも上品で、余韻も綺麗に長いです。年々すごく良くなってきているのが解ります。樹齢がすこしずつ古くなることで、ワインに奥ゆきを与えています。カンノナウという品種の個性である「エレガントな部分」を余すと ころ無く感じて頂けるヴィンテージでは無いかと思います。熟成させても素晴らしくなる事はもちろんですが、若々しいうちにある程度楽しんで頂くのもこのワインの成長を感じて頂く上では、非常に楽しいタイミングかと思います。メイガンマらしい薬草・ハーブの清涼感が心地よい気分にしてくれます。素晴らしいワインですので、是非よろしくお願いいたします。
イタリア・サルデーニャ 赤 カンノナウ（グルナッシュ）
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