ヤマトウミ / ヨモ ヤマ 2025
distill date : Jul ,14th ,2025.
batch No. : 2
lot : 428 bottles
alcohol : 37%
base spirits: 粕取り焼酎 鈴木酒造店(山形)
麦焼酎 喜久水酒造(長野)
botanical : ソウラヨモギ、ジュニパーベリー
Distillers note:
今年も作りました、謎色の謎の液体。
昨年は、「やってしまいました。過去最高に訳のわからないものを作ってしまいました。」
と書き始めたこの文章ですが、狙って作った2年目の今作は自信を持ってご案内させていただきます。
とても怪しく濁ったこの液体は、昨年とはベーススピリッツを変更し、山形「磐城寿」の粕取り焼酎と喜久水酒造の麦焼酎原酒ブレンドし、
蒸留所から湖の対岸に見えている戸隠山で採取された、「ソウラヨモギ」とジュニパーベリーを加えて蒸留した後、さらにソウラヨモギを浸漬してあります。
戸隠でソウラヨモギと呼ばれるこの植物は、恐らくオオヨモギの亜種だと思われるのですが、メントールの含有量が多く、一般的なヨモギと比べるととても爽やかな香りがします。
昨年同様、草っぽさと滋味、爽やかさが調和していて今までのYAMATOUMIのボトルの中では抜群に和食に合う仕上がりとなりました。
いつも通り、ストレートでも口当たりがいいようにアルコール度数は37%と他のスピリッツに比べて低めにしてありますが、もはやそういう問題ではない気がしています。
なかなかハードルは高いと思いますが、蕎麦湯で割るとものすごく美味しいです。
地球を飲んでいるような、温泉を飲んでいるような。。。
もちろんロックやソーダ割りでも全然美味しいので、是非色々試してみてくださいね。
ラベルの文字は、戸隠で「手打ちそば岳」を営む曽根原功さんに書いてもらいました。
彼は蕎麦や書道だけでなく、山菜、キノコ、竹細工など戸隠山にある様々な事象に造詣が深く、尊敬できる友人の一人です。
最近は人間よりも土着の精霊なんじゃないかとも思うこともちょいちょいあります。
使用しているソウラヨモギのほとんどは彼が採取してきてくれたものです。
もちろんラベルにはGINと書いてありませんし、これは多分ジンではないです。
僕は本当にジャンルはなんでもいいです。
収穫、蒸留、瓶詰め、ラベル貼り。
全て手作業でコツコツとやっております。
多少のズレ、ブレ、歪みは手作りの温かさと捉えてご容赦ください。
YOMO-YAMA。霊峰、戸隠山の爽やかな精霊(スピリッツ)達に敬意を込めて皆様の良い時間のお供になれば幸いです。
見た目に反して美味しいですよ。
長野 ジン 麦焼酎 喜久水酒造(長野) かす取り焼酎 鈴木酒造店(山形) ソウラヨモギ、ジュニパーベリー 500ml