バイヨラ ／ ビアンコ・バイヨラ・フォッリア・２０１７
それぞれのブドウは完熟を待ってから収穫し、畑にある醗酵 槽にて果皮と共に 30～60 日の醗酵、圧搾後 10 ヶ月の熟成。醸造からボトル詰めまで、 SO2 をはじめ一切の添加を行わない。 猛烈な暑さと水不足の影響で、過熟なブドウとなった 2017。醗酵温度も高く揮発酸も非常に高い、当時はピーキーで不安定さのあるワインでした。4 年間ほど時間をかけたことで、高い揮発酸と果実のバランスがかなり取れたと感じます。トロピカルな果実味と染み出す旨味、軽快で心地よい酸、非常に喜べる味わいになりました。
「Vino in Vigna畑の中のワイン」という、奇抜なコンセプトをもったビアンコ フォッリア。2020 年に販売していました 2017、今回再リリースさせていただ きます。2017 は初めて経験した猛暑のヴィンテージ、猛烈な暑さと水不足の影響で、ブドウ樹の生育が非常に早く、、。ソーヴィニヨン ブランやインクロー チョ マンゾーニでは収穫前に粒が落ちてしまうほど完熟してしまった年。そして、醗酵中も気温が高く、屋外の醗酵槽でも温度が高い状態が続いた結果、 猛烈にピーキーでやんちゃなワインだったのを覚えています、、、汗。 2020年にアリーチェがワイナリーを引き継ぎ、バイヨラが抱える問題と向き合い、少しずつ前に進み始めたと感じました。エヴィーノとしても、このワインが抱える問題は、時間によって解決される、、そう信じて4年間ほどストックしてきました。時間をかけたことで、高い揮発酸と果実のバランスがかなり取れた と感じます。もちろん欠点のないパーフェクトなワイン！というワケではありませんが、トロピカルな果実味と染み出す旨味、軽快で心地よい酸、非常に喜べる 味わいになったと思います！ アリーチェ自身もその重要性が彼らにも伝わり始めたと感じています。環境を整える事、時間をかける事、少しずつですが変化が見え始めたバイヨラ。怖いもの見たさのような感覚の 方も多いかと思いますが、、汗。4 年という歳月で、これほどまでにワインが成長している事を、ぜひ体感していただきたいです！
イタリア・カンパーニャ 白 ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、 ソーヴィニヨンブラン、マルヴァジーア ディ リーパリ、 インクローチョマンゾーニ