アトリエ・セブン / キャロント・ヌフ・トロワ・セット 2023
ミュスカデ地区ロルー=ボテローにある片麻岩および雲母片岩土壌から収穫された樹齢40~50年のぶどうを使用。限界まで高い成熟度(高糖度・完熟)を追い求め、手摘みで収穫されます。選果後、セラーに運ばれたブドウは、全房でセミマセラシオンカルボニックを12日間にわたり実施。その後、非常に優しく、時間をかけてゆっくりとプレスし、ステンレスタンクに移し、発酵。発酵後、ワインを別のタンクに移し替えて澱を取り除き、その後、ステンレスタンクに移し、澱とともに7カ月熟成。ノンフィルターで瓶詰め。ニコラ氏がガブガブ心地よく飲める親しみやすいスタイルを目指し、偉大な修業先であるマルセル・ラピエール直系の「ジューシーで極めてピュアなタンク熟成のヴァン・ド・ソワフ」を徹底した1本。キュヴェ名となっている「4937」とは、ウィットと社会風刺が効いた二重の意味が隠されています。ワインが仕込まれた2023年、フランス政府(マクロン政権)は議会の採決を経ずに法案を強制通過させるための憲法条項「49.3」を発動し、年金改革などを強行して国民の大規模な抗議デモを引き起こしました。ニコラ氏はこの国家の強引な姿勢に対し、『49.3』に対抗する、俺たちの『49.3.7(アトリエ・セブンの49.3)』だ!という意味を込めています。また、フランスのワイン法に縛られず、自由な表現を行うために「VDF(Vin de France)」としてリリースされています。明るく鮮やかなルビーレッド。摘みたてのフランボワーズや野生のイチゴ、ブルーベリーなどのチャーミングでジューシーな赤系果実の香り。時間とともに紫蘇やグリーンペッパーや、クローブ、野バラのような上品な香りも。グビグビ飲めるようにセミMCして造られているように、驚くほどしなやかでとても飲み心地が良いです。重々しさは一切なく、ピュアな果実のエキス感が口いっぱいに広がり、余韻に若干のハーバルなニュアンスもアクセントとなって、ワインのバランスを整えてくれてます。軽やかでジューシーですが旨味とスパイス感も感じられ、非常にコストパフォーマンスに優れたグラス向きな1本です。
ロワール 赤 カベルネフラン