ファットリア・アル・フィオーレ / チロル 2024
毎年ご好評いただいている cirol。2022 年は大野農園さんのフィールドブレンド白バージョンといえるセパージュ、2023 年は、現在山形各地で契約している農家さんの精鋭部隊のいいとこ取り、そして 2024 年は、大野農園さんと、大野さんの元で研修を積まれ、大野さんより圃場を分けてもらった農家さんで構成している、大野農園ファミリーワインに仕上がっております。NECO シリーズに限らず、ワインのクオリティが上がっていくことは偶然ではありません。農家さんとの関係性が年数を重ねるごとにより密になったり、それぞれの農家さんから後継ぎが出てきたり、研修を終えられた方々が新しく始まったり。工作放棄地や、過疎化の問題とは裏腹に、たくさんの希望が持てるシステムになりつつあります。結果、年々ぶどうの品質が向上し、ワインの品質もそれに伴い向上していることの証だと思っております。シャルドネやメルローなどのワイン専用ぶどうの単醸ももちろん素晴らしいですが、日本特有のぶどうとワイン専用ぶどうを組み合わせたアッサンブラージュは、海外ではない日本ならではも表現方法だと思っています。“日本の白ワインを日本の食卓で”という既成概念に捉われることなく、日本らしさを追求するこのチロルは、国内外でも評価が高いワインです。私たちは、どちらが良いとか悪いとかではなく、両方とも大切にこだわっていければと思います。
◯味わい :りんご、ライチ、バラやアーモンドの甘い香り
◯シーン :食前酒や、昼下りの一杯に
◯温度帯 :8~12°C
◯グラス :末広がりのチューリップグラス
◯お料理 :魚介のマリネ、豚肉大葉巻き、じゃがいもの冷製スープ
◯飲み頃 :今~2029 年
◯飲みきり:抜栓から 5 日ほど
日本・宮城 白 Anfora Chardonnay 40%, Anfora Delaware 33%, Barrel fermented Steuben 27%