レ・コステ / アーレア・ヤクタ・エスト・2019
Le Coste の畑のブドウが中心。収穫後、除梗せず数日間カーボニックマセレーション、ピジャージュし開放式の木樽でさらに1週間。圧搾後500Lの木樽で 24 か月、ボトル詰めし 24 か月の熟成。果実自体の凝縮間を感じつつも、果実味の複雑さと酸のエレガントさ、甘みさえ感じるタンニンと果皮由来の味わい。そしてやや高めの揮発酸によってハイトーンでありながら重さを一切感じない飲み心地。
「賽は投げられた」という意味をもった、アレアーティコの最大表現。2005 年に植樹した Cru Le Coste、自根のアレアーティコを中心に造られる特別なキュヴェ。ジャンマルコ曰く、Cruにとって最高のヴィンテージの一つである2019、日照に恵まれたものの適切な雨、昼夜の気温差もあり、非常に骨格のあるブドウが収穫できたといいます。ポテンシャルがそれだけ高いだけに、ワインとして出来上がるまでの「時間」も必要、、そう考えた彼。そのため 2019収穫Le Coste の畑より造られるキュヴェは、まだすべてリリースされていない状態。今回のアーレア 19 が初めてのリリースとなります。アレアーティコといえば、果実的な甘みと豊かな香りが特徴的ですが、その個性を引き出すのは決して簡単ではありません。その魅力を最大限に引き出すた め収穫量を落とし、樹1本からの収穫量は 500g に満たないほど、、汗。樹上で完璧にバランスしたブドウだけを選別して収穫。除梗せず、空気に触れ ない状態でのマセレーションを行ってから破砕し、空気に触れながら醗酵をスタートとするという、「香り、アロマ」に特徴を持つアレアーティコの魅力を最大限に引き出したワイン。
果実自体の凝縮を感じつつも、果実の複雑さ、酸のエレガントさ、甘みさえ感じるタンニンと果皮由来の味わい。そしてやや高めの揮発酸によって、ハイトーンでありながら重さを一切感じない飲み心地。余韻の長さはもう言葉では表せません、、、。まさにその名前に恥じない驚異的な味わいを持ったアレアーティコです。
イタリア・ラツィオ 赤 アレアーティコ